火曜日。午後イチで外部デザイナーも交えた打ち合わせ。その男性デザイナーがホワイトハウスコックスの超整理手帳カバーを持っていたので、思わず自分のと並べてしまった。リアルで持ってる人に会ったのははじめて。向こうは総ブラックで、私はレッド×ニュートンのツートン。夕方、突然準備のない状態で急遽MTGに対応。でも本日の私は自他共に認めるキレキレ。いい提案ができ、やたらと話が盛り上がる。ここは自分を除いて男性のみのプロジェクトチーム。たまたま持ち合わせていた、職場でつけている2冊の日記兼スケジュール帳について激賞された。その流れで別プロジェクトの立ち上げ話もはじまる。いっそ私のスケジュール帳をモデルにしてくれていいのに。テンポのよい日はたいてい、よい予感の当たるもので、20時前に上司の音頭で残業メンバーのささやか飲み。同僚は私を入れて男1女2。この男1は先日、帰り際を引き止めたご近所の彼(自称内気)。どう見ても渉外担当の私とはキャラが真逆なんだけど、タイプが同型なので、わりに気に入っている。年は私から見て2こ下。今の職場は彼や自分なんかの、いわゆる氷河期世代が中途入社してくるパターンが多い。飲みの場では仕事の話もあり、夏休みの話もあり、かなり楽しかった。実はこの上司が来週いっぱいで移動になってしまう。机は隣の島だし、仕事の重複もあるんだけど、人間力の高い人で皆にも好かれていたから、やっぱりさびしい。
水曜日。昨日飛び込んできたMTGの案件について、急ぎで叩きをつくる。ここの職場に来てから、自分の本業において、私は頭を使う部分の仕事が早いのかもしれないと思うことが増えた。経験値の上乗せがある手応えもあるけれど、それ以前にたぶん、そっちの頭がもともと早い気がする。結果としての、目に見える仕事も早い。もちろん、たいしたものでなければ、早くつくることは誰にでもできるし、よいものをゆっくりつくることも、実は案外誰にでもできてしまう。だから、よいものをゆっくりつくる仕事ぶりを、私はあまり評価しない。実際にも、それほどはたぶん評価されない。やっぱりタイトな状況で高いクオリティのものが出せる手と頭があるから、プロなんじゃないかと思う。特にメディアの仕事は。