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金曜日。やっぱり今日も早く帰る。仕事が楽しいってすごくいいことだと思う。来週が楽しみ。別の意味でも来週が楽しみ。夏休みというのは、人がとっても自分がとっても長い。
土曜日。さわやかに6時起床の生活。そして、朝の7時からビール。朝ごはんを済ませて、8時過ぎからはネットおよびサッカーサイトの更新。気がつけば、開幕が近い。10時くらいからは、ずっとやりたかった美術部活動をついに遂行。といっても、いきなり大きな油絵はハードだから、まずはウォーミングアップで、ガッシュ＆カンバスボードの小さい作品を描いてみることにした。F3くらい。ただ、今回は使わなかったけど、ひさしぶりに油絵具や溶き油を出したので、油の匂いに学生時代が懐かしく思い返されて、しばしひとりで青春醸し出してしまった。夏。嗅覚というのはダイレクトに記憶へ訴える。ガッシュ絵には結局2時間ちょっとほど取り組んで、本日は下塗りまでで集中力が切れた。混色が下手で、ほしい色を取り出せない。ガッシュの勝手に慣れてない。描いたのは昔買った、ルウォモ・ヴォーグに載っていた広告写真。背景はまだ明るいべた塗りだけど、脚の右側のスカートも含め、視線の逆側にあたる右半分はほとんどが暗い影になる予定。もっと陰影のはっきりついた、闇の中で腕の白さがエロく浮き上がるような、きれいな絵にしたい。光のコントラストが強い絵は、学生の頃にはほとんど描かなかった。だから挑戦。あと、人物画の顔が描き手に多少なりとも似るのは絵描きの仕様だけど、昔に比べればそうでもなくなった気がする。
　

日曜日。昼過ぎに自転車でハンズへ向かい、部屋の改造に向けてさまざま買い込む。夜はその実行。ちょっと大掛かりになったけど、とりあえず眺めては満足。この日はなぜか、風邪を引いた人のうちで看病がしたいことについて、夜ごはんを食べながら考えていた。昔、母親がりんごをすってくれたことが今でも思い出すくらいにうれしくて、あれをいつか誰かにしてあげたいとときどき感じる。他意はなく、ただ単にあれを誰かにしてあげたい。
月曜日。楽しみが地味にはじけてうれしい。月の流れで急に寝起きが重くなったので、今朝は目覚ましがわりにシャワーを浴びてから出勤した。いい機会なので、朝風呂の人になろうかと思った。

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最近ベラスケスの絵に惹かれる。前から好きだったけど、精密なようで実はこまかく筆の入っていないというタッチがいい。うまく表現できないけれど、幽霊みたいでもあり、騙し絵のようでもある。ゴヤもそう。私はやっぱりスペインなのかなあ。国民気質は決して好きではないのに、惹かれるものはあの土地にたくさんある。哲学の発達しなかった地域なんだけど、それだからこそ死生観がすごいし、芸術もすごい。
蛇足ですが、"Nobody expects the Spanish Inquisition!" は大好きです。単純に笑える。あとペイリン萌えだし。
じゃーん。（効果音）



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