実は先週から帰りが早い。入社からずっと任されている仕事は、更地に筋道を立てる業務からはじまったので、噛み砕いて整理して流れをつくっていくうちは楽しめたんだけど、いったんできあがってしまうと、あとは自分で組み上げたスケジュールに沿って動くだけで、時間を持て余したりする。でも、会社的にはそれでいいみたい。ゆったり働け的。月刊誌をやってた頃の仕事量およびストレスを10とするなら、今の負担は正直、2ぐらいしかない(まあ、前の負荷がひどすぎだという説もある)。ただ、稼ぎは今のほうがいい。まわりを見ても、2でよしという雰囲気。もしかすると、自分の処理速度が(相対的に)速いのかもしれないけれど、なんかこう、余力がいっぱい残せていて、もっとやりたい。
今の倍量は余裕でまわせるから、ああいうのとかこういうのとか、もっとたくさん仕事を持ってきてくれ(その代わりペイも上げてくれ)、という話をしばらく前に上司へしたんだけど、給料の伸び幅は一定で、やったからといって収入が増えるわけではない、的なことを説明された。で、二の句には昨日も書いたように、仕事だけが人生じゃないんだと。
払いのよさか、やりがいか、という二者択一ならば今は完全に前者なので(後者は前職でたくさん味わった)、軽い負担で稼げる今の方がもちろんいい。でも、お金そのものはもっと稼ぎたいし、やれることも挑戦したいこともいかせるスキルも経験値もたくさんあるから、なにかひとつでもまるごと投げてくれればいいのにと思う。そんな近況。もう少し、やりがい度を上げたい。とはいえ、せっかく自由な時間が持てるのだから、当面はうまく満喫したい。
とどのつまり、前の仕事がハードすぎたってだけの話なのかもしれないし、きっちり朝から9時間労働すれば効率よく仕事を消化できるというだけのことかもしれない。いずれにせよ、世の中の社会人って、こんなものなのかもしれない。これだったらたしかに、仕事帰りに飲みにもいけるし、充実したプライベートライフも普通に実現しそうだと思った。
むしろ、最初からこれだと、ある意味ゆとり世代的な気がする。今の社会人って、みんなデフォルトがこうなのか。