明日は鎌倉へ行きたい。だから今日は準備をする。
日ごろ高いなあと思っていたプロバイダ料金、変えるべきなのはプロバイダ自体や回線ではなくて、契約プランだったことが本日判明した。ADSLのプランだったんだけど、もうかなりの年数、使いもしないダイアルアップ接続オプションのための料金を、毎月2800円余計に払っていたらしい。年間だと33600円。何年払ったかはもう考えない。うわー。まあ結果的には今、気がついてよかった。
家賃といい、バイダ料金といい、ちゃんとお金のことを気にかけるようになると、ふとしたきっかけで、いいふうに目が回ってくる。不思議です。
今も決して、けちになっているわけではないんだけど、でも一生懸命働いて得たお金だから、本当に使いたいことをちゃんと考えてから使おうと決めた。前の仕事についていた頃は、稼いだお金を使うことで自分を励ましていた部分が大きかったのね。本当に精神の負荷が高い状況を耐えて我慢して働いていたし、結果的には深刻なうつに発展していた。今思うと、お金にそこまで無頓着だったのも、ある種うつの無気力があったからなんだと思う。じゃなきゃ年間3万円以上もだらだらと無駄払いしないよ。
でも今は、前のような悪い精神状況からは完全に切り離せたかなと思う。もうお買い物には依存していない。毎日掃除をすることがそれにすりかわっている。

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気持ちが楽になれたもうひとつの大きな理由には、年をとったというのもある。これは女として。つまり、男の人にお付き合いしたいというような好意を持ってもらえる可能性がなくなった、ということが、私にとってはよかった。だから今は、男性にもすごくやさしくできるし、その先を考えなくていい好意を寄せることもできる。それもいいんだと思う。ぴりぴりしていない。前は無理だったのね。好かれたくなかったし、壁がないとだめだった。だから女子大に行って勉強と学内サークルに専念したし、20代の頃は個人的に男の人とふたりで出歩くなんてことも、まずなかったと思う。
それが三十路を越えて、世の男性の対象から外れたと感じられるようになってからは、いい意味で壁が崩れてくれた。前職でインタビュアーの大任をいただくようになって、ほんもののいい男たち*1とサシで対峙させていただいたのが最初のきっかけだったと思うんだけど、その後、実際に男の人とふたりで会うようなこともできたし(ご迷惑かけたけど)、仕事が変わって気持ちが好循環になってからはさらに、いいと思えたら男性にもストレートにいいと言えるようになった。だってそう感じたんだもん。知っている人間のサンプルが2倍になった感じがする。女性に対しても、年をとって、前よりさらにかわいいって褒めることが増えたんだけど、ようは元々あった褒め好き属性が、さらに包み隠さないようになったのかもしれないなあと思った。おばさんなのかも。でなければ、イタリアやフランスの男の人みたい。君は今日もきれいだよって。

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ただまあ女の性として、常にこぎれいで見た目もすてきな人でいたいから、凡人なりにもなるべく美人に近づけるよう、やれる限りの努力は払っています。そういうのは当たり前だけど男の目が云々ではないし、いくつになっても変わらない。本能というか、まさしく性だよね。若い子が圧倒有利という大前提はあるけれど、女子のヒエラルキーって、やっぱ見た目やスタイルだから、いくつになっても女子は己を磨くのです。ただひたすら、自分のためにだよ。
でもまあ、一番自分を輝かせてくれるのは、笑顔だと思ってます。

*1:中身の話です。そもそも男は見た目じゃない。