きのう、山梨でキャンプしてきた。ひとりで焚き火の番をしていた。6時間くらい、ひたすら薪を拾って、焚き火をしていた。すっかりやみつきになった。焚き火は、はまる人ははまるというけれど、本当にそのとおりだった。焚き火をしながら、森の中で、なにも考えない時間を過ごせた。帰りの高速バスで、乗り合わせたドイツの男性、ベルギーの男性(いずれも日本語お達者、いずれも奥さん日本人)と、新宿に着くまで話をした。楽しかった。
隣の席の、在籍期間でも年齢でも先輩の女性同僚は、いわゆる某Jサポで、ホームの年間パス所持はいうまでもなく、アウェイの試合でも全国へ遠征している。そして、国内厨にありがちなスタンスとして、海外厨を軽蔑している。ただ、私はサッカーの話に限らす、彼女の話を根気よく聞いてあげたり、彼女が話したいことを気持ちよく話させてあげるような誘導につとめることができて、かつ、あまり自分からは話をしないし、そもそも強豪クラブと自分の同一視という、彼女曰く「海外厨の痛いところ」を備えていないため(第一、好きなクラブは来季から3部リーグだ)、わりとうまくやっている。そんな彼女がもうしばらく前のことになるけれど、ヤフーの速報で「ロイ・キーン、監督就任」というヘッドラインを見つけて、隣の私に声をかけてくれた。あくまで自分のフィールドでサッカー話をしたがる彼女にとって、海外サッカーの話題を振ってくれることは、とても珍しかった。もっとも、彼女は日韓ワールドカップアイルランドに惚れたらしい*1ので、ロイ・キーン自身を悪く思っていない節はあるらしく(日韓ワールドカップには来なかったけど)、今思えばこの場合も、彼女は好きなロイ・キーンの話を、私相手に膨らませたかったのかもしれない。ともかく、彼女が「ロイ・キーン、監督就任」という速報を、隣の私に教えてくれた。以下、会話を再現。「ロイ・キーン、監督就任だって」「どこの」「イプスウィッチ」「え、マジルトンは?」……この間、おそらく5秒前後。そして、会話終了。その後、彼女が海外サッカーの話を私に振ってくれる機会は、まだない。なんだかこの話の落としどころがわからなくなってきたけれど、とにかくあのニュースでマジルトンの去就を真っ先に気にかけた人がもしいたら、私も同じだったよと、なんとなく伝えたい。あと、私の話を膨らませてくれる人が、世の中にひとりくらいはいてくれてもいいはずだと、なんとなく訴えてみる。
では、メンコ行ってきます。その後は、干し野菜にチャレンジ。まずは当然、干し生姜から。

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帰ってきた。帰り道に偶然、同性婚の合法を訴えるデモ行進に遭遇した。参加していたのはすべて男性で、7〜8名と、ごくごく小規模なものだった。なのに、車道を歩くからか、前後左右を4人ほどの警官に固められていて、不自然に仰々しかった。行進の少ないメンバーにはひとり、車椅子の方もいた。ゲイといえば、ニューカッスルにいるシスコのバカンス写真流出*2にはおどろいた。真相は謎だけど、あれだけ自然でオープンだと、別にこれといった抵抗はない。個人的には。

*1:でも、マット・ホランドを知らなかったの。それってありえなくない?

*2:ブログだけど、footballboners.blogspot.com/2009/03/xisco.html