実はこの日と先週末、飲みの席で例の2歳下の同僚と二度、意見の対立があり、口論になった。というか、最後は私が引いたので(引かざるを得ないでしょう…)、彼が一方的にまくし立てて終わった。なにかのたかが外れたかのような感じで、びっくりしたし、戸惑った。理由はわかるようでわからない。たぶんプライドを傷つけるなにかを言ってしまったんだと思うけど、どれがそれにあたるのかはわからない。ただ、彼のほうが正しいということを延々訴えられたような感じで、それをのまないことには収まらない流れだった。だから、彼の訴えをひたすら聞き続けて、とにかく収まるように、ごめんなさいといい続けた。居合わせた同僚もたくさんいたんだけど、普段はむしろ穏やかな彼の豹変ぶりに驚いていた。この日の彼は結局、怒ったまま引っ込みがつかなくなって帰っていった。そのまま年末年始の休みに入るし、連絡のとりようがないので、翌朝自宅から彼の社用メール宛に、ごめんなさい、反省させてください、と書いて送った。年明けに読む頃、へんに蒸し返さないことを祈りつつも、誠意だけは見せなければいけないと感じた。
私が男の人に慣れてないのもあるんだけど、こういうことがあるから男の人は扱いづらいし、難しい。まわりにいた男性の同僚たちも、私は悪くない、むしろ私のほうが正しいと思うと話してくれた。正直、どうして私がごめんなさいと書かなきゃいけないんだろうと、今でも思っている。心の底から、大人の対応をした。
あとは、私自身が男の人に対して、へんなトラウマを抱えないようにしたい。傷つけたという事実が、ものすごく不安になった。もう少し状況を振り返って、自分なりに納得の行く反省のおとしどころをみつけたい。
ただ、これで仲が険悪になるとか、そういう感じではないと思う。むしろ、いい毒抜きになった気はする。頑固なもの同士が互いに譲らず、本気でぶつかり合ったと傍目には見えていたようで、真逆のタイプだからね、と彼が去った後に上司は語っていた。足して2で割るくらいがちょうどいいと。