また溜まっちゃった。まいいや。

先週末は妹が一瞬上京していた。ライブにはソロで出ることにした。基本的に週末は本を読んでいる。音楽CDを買わなくなったかわりに、本への散財がすごい。とにかく多読している。自分にもたくさんの課題があるし、そこを仕事の具体的な改善工夫を通じて、少しずつつぶしていこうかなと思っている。そう考えると本当に楽しい。できることは、まだまだ山ほどある。
ざっくりまとめると、仕事が楽しいです。楽しいことを仕事にしているのかもしれないし、楽しいことを仕事へ引きずり込んでいるのかもしれない。自分で動いてる。自分の強みを自分の機会に当て込んでいるし、そんな私の仕事はたぶん他の同僚にはできない。前の職場とは別の意味で、ライバルがいないし、そうなるといよいよ伸び伸びやれる。そんな感じ。今の職場は、給料の伸びだとかはまったく期待できないけれど、そんなものはどうでもよくて(このあたりは前職の頃と変わっていない)、とにかく自分のプロ力を鍛えたいから、今のQCDでは満足しないし*1、もっといいものを出そうと挑戦するし、そんなわけで与えられたチャンスを自分の力を伸ばす場に置き換えてしまう。それを許してもらえる、あかるいオーラを持った人格で突き進みたい。その上で、やるからには妥協しない。給料かわんないならやらなくていいよなんて、そんなのまったく自分の哲学じゃない。昔から違う。ほんと、お金の額面でも、肩書きでも、立ち位置でもない。そういうのは正直くだらない。もっと次元の高いところで満足したがっているし、そんな自分を満足させたい。こどもの頃から“学校の名前よりも自分がやりたいこと”的なところはあったけれど、「ライバルは自分」って言葉がこんなにも的確な表現だったなんて、あの頃はまだ、本当には、わかっていなかったような気がする。
もちろんある意味、孤独なのかもしれない。たとえば、他の企画担当の同僚は全部お誘いがあって、自分だけニ○動のセミナーに上司からお声掛かりのなかったことには、単純に楽しい機会を逃がしたような気がして、さびしいなと感じた。でも、よくよく考えれば、そっちに詳しくなって私のオンリーワン性を薄めても仕方ないし、自分は何のプロなんだということを考えたなら、むしろその上司の判断は、できる上司として、正しいんだろうと思った(嫌味じゃないよ)。というわけで、それはそれでうれしくなったし、励みにした。他のことは、他の同僚にプロになってもらえばいいだけの話。
私は自分の特殊性で、ざっくり大きくふたつある担当企画を、思い存分まわそうと思ってる。やれる手応えも、やりたい未来像もある。担当のふたつを掛け合わせた、私が持ち込んだ企画も上司のサポートを得て、来年には動き出せそうな見込みになってきた。そうなるともう、楽しくならないわけがなくて、やれることが具体的に、明確なイメージとして見えてきている。道は自分で切り開いてしまおうと思う。
家族とか、まして恋愛とか、本当にずりずりと優先順位が下がっていくけど、それはそれで幸せな人生かなと思う。そういうものは、あれば支えにはなるけれど、それを得るために捧げる労力があれば、今は体調管理や運動、規則正しい生活の維持のために費やしたい。こういうところは、男の人に近いと思う。だから、結婚や恋愛に魅力を感じないのかもしれない。男の人が家庭を持ったり、その外で狩猟本能を満たす色恋を楽しんだりすることにメリットがあるのはわかるんだけど、同じ理屈は社会に出たい女性には当てはまらない。大前提として男性本能と女性本能は違うし、その上で、女の人が社会に出て働くには、同じ社会に出て働く男の人と暮らすことは、むしろハンデやストレスになるなと感じる。(女の人が幸せになるには、ってのとは違うよ。あくまで、女の人が社会に出て働くには、ということ。そして、私の幸せは社会に出て働くことにあって、そういうところが男性的だというのはもう、33年の人生を通じてわかっている)
あと、仕事にアドレナリンが出てくると恋愛をしている暇がないとはよく言うけれど、それは本当に本当だと思う。暇がないというより、優先順位が下がる感じ。まあ過去を振り返ってもそうだし、そういう生き方が私の本分なんだろうと思う。
だから残りの人生、ひとりの女性として美しくあった上で、私の生かされている意義を、私の生涯をかけて全うしたい。いつか死んで無にかえることは、私も例外ではないのだから、この世にいる限りは、善い意味で、やれることを極めたい。
そして、ひとつでも多くの笑顔に貢献したい。

*1:今の職場では、Cは実質ないかな。私は、「よいものを早く出す力」がプロだと思う。言い換えると、「同じ時間でよいものを大量に出せる力」。たんによいものを出す力ってのは、特にこういう仕事の場合、そのへんの趣味人も持っていたりする。高いのは、時間に対するハードル。よいものを早く出せる能力が大切だし、プロは時間と勝負しないといけない。あと、私のような仕事はオペレーター職や資格系の職種ではないので、お金では評価されづらいんだけど、でも逆にいうとオペレーター職や資格系の仕事は、同じスキルで人間を入れ替えることができる、という発想から逃れられない職種でもある。その点、個の能力に依存してもらえる度合いの高い仕事に就けているのは、独創的なアプローチで評価されたい私にとっては向いているし、よいことなんだと思う。